静かな図書室で

平田くんの部活が終わるのを待つ。




これが、最近の私の放課後の過ごし方






「あと1時間かぁ…」




私の独り言が

寂しく響く。





「はぁー…」




大好きな彼氏を待ってる世の中の彼女は


こんなため息はつかないんだろう。





私だって

平田くんのことは好き。



そりゃもちろん。





でも、不安で仕方ない…



平田くんが

本当に私のことを好きなのか。