六月三十日


警察は少年Aを連れて倉庫へと侵入。

少年Aは機械の前に座り、素早くキーボードを叩いていく。
しばらくすると画面には『44チャンネルプログラム』という謎の文字が表示された。

少年A曰く『勝俣竜二はこの機械を使い電波ジャックを図り、視覚と聴覚からによる精神破壊を今までおこなってきた。これが44チャンネルの正体です』と述べた。

彼は私達に去年の二月の事件で未だに解決されていない事件はないかと質問してきた。

彼の推理に呆気にとられた私達は、未解決だった少女の轢き逃げ事件のことについて少年Aに聞いてみた。

なんと少年Aはこれも解決済みだった。
『少女を轢き逃げしたのは勝俣。その後、彼は山に死体を投げ捨てて目を奪った後、逃走した』と述べた。