「お前はビルからの飛び降り自殺で死んだことになったんだよ汐見麗……いや、No30。もうお前はこれから俺の奴隷として一生を生きていくことになる」


「……それだけの為に、私を奴隷にする為だけに私を殺したことにしたんですかあなたは」


「ああそうだ。俺はお前がビルから飛び降りて死んだことにする為に、あらかじめ全ての段取りを済ませておいた。俺は警察の特別捜査官だ、そんなことだって軽く偽装出来る……お前が教えてくれたことはしっかりと覚えているぜ」


悪魔。
勝俣を見て私の脳裏にはそんな言葉がよぎった。