いよいよ、東京へ出発する日が来た。


新幹線のホームには、お母さん、かなこ、そして保おじちゃんが来てくれた。


かなこは、学校は違うものの同じ東京行きが決まっていた。


「すぐに私も行くからね!気を付けていくんだよ!」

そう言ってくれたかなこと軽く抱き合った。


「何かあったらすぐ連絡するのよ!人様に迷惑かけないようにね!」

母は、相変わらず母らしいエールをくれた。




「あーちゃん、荷物になるかもしらんが…」


最後に保おじちゃんが
何かを持ってきてくれた。