"お兄ちゃん"としての和希くんの顔を知って、もっと好きになった。


そんなこと言ったら、また迷惑そうな顔をするんだろうな。

だから言わないけど、いつか必ず言うから、その時はちゃんと聞いて欲しい。私の気持ち。



私は温かい気持ちのまま家へと帰った。




「……」



「……」



「なんだよこれ」



「具なし焼きそば♪」



「……」



いつか美味しい手料理も作って見せます……。

きっと。