「もしもし」

「もしもし。いつもお世話になってます。保育所の河上です」

「いつもお世話になってます」

大河と椿が行っている保育所の先生だった。

「お忙しいところすいません。あの、午前中に大河君がしんどそうにしていまして、お熱を測ったところ、微熱があったんですよ。それでお熱の方がだんだん上がっているみたいなんです。椿ちゃんも先ほどから微熱が出てきて、咳も少ししてるんです。どうしましょうか」


こんな日が来るってことがわかっていたけど、やっぱり心配だな。

空先生には悪いけど迎えに行こうかな…

「わかりました。今から迎えに…」



「奏さん。急患」

いきなり空先生が部屋から出てきた。

え??急患?