〜栞side〜



私が部屋に入ると、土方さんも付いて入ってドアを閉めた。


……………まぁ、いわゆる密室なわけで。


こんなこと意識するのって、私だけだよね。





土方さんは繋いでいた手を離して、私の体を自分に向けた。


両肩に土方さんの手が置いてあり、私は土方さんと目を合わせた。


私の鼓動が、だんだん早くなっていく。





すると突然、土方さんは私を抱き締めた。


栞「ひ、土方さん////」


土「やっと、会えた………!!」


栞「……………もう、本当ですよ土方さん。見付けるの、遅いです。」