一一一一一カツカツカツカツ


一一一一一トットットットッ





廊下には、俺と栞の足音だけが響いている。





他の生徒は、体育館でまだ話を聞いている。


俺は、周りに誰も居ないのを確認してから栞の手を握った。





栞「一一一一一っ!!?//////」


土「ふっ、顔が真っ赤。」


栞「そ、それは土方さんが急に………!!」


土「じゃあ、離すか?」


栞「そ、それとこれとは別です………」





隣で真っ赤になっている栞を横目に、俺は歩き続けた。