「社長、書類をお持ちしました。

間に合います?」

息を整えながら、

ニコッと微笑んだ亜紀・・・

・・・

その笑顔が何とも言えない可愛らしさで、

思わず胸がキュンとした。

「・・ああ、ありがとう。

光輝は急用で出ていった。

今から前原、君が同行してくれ」


オレの言葉に、

案の定目を見開く亜紀。

「…私が、ですか?」


「横に座ってるだけでいい。

…まだ来たことを伝えていないから、

今のうちに、化粧を直して来い。

汗で崩れてる」


「///!!わかりました」

・・・

亜紀は慌てて、化粧室に向かい、

1,2分後。

オレの元へ帰ってきた。

「じゃあ、行くぞ」

「・・・はい」