『いや、これは殺人ではない。遺体は凄まじいほどのダメージだが、ろっこつが中から外へ飛び出している。エイリアンではないが多分中から何かが出たのだろう。』




刑事にしては珍しいタイプの新井警部補はスピリチュアル感、漂う今回の不気味な事件に眉を潜めながら苦戦している。




『そんなことあり得るわけがないじゃないですか!』


新米刑事は反抗したが、新井警部はじあなんだと言うんだと言い返した。