ガラガラッ

前のドアから誰かが入ってきた。

『すいません、道に迷いました。』

私は机の中でスマホいじくってたから、気ずかなかったけど、女子たちのキャピキャピした声が教室中に響いた。

『あの人、カッコ良くない?』

『もろ私のタイプだしw』

『でも彼女いるかもよ?』


はるからメールが来た。



前にいる男子見て♡


-END-



私はその人を見てみた。

確かに背が高いし、がたいもしっかりしてる。

顔も大人びた茶髪の男子だった。

女子たちがなんで騒いでるのか理解出来た。



その人は私の方へ歩いて来た。

一瞬止まってこっちを見て来た。


な、なに?

私は目が合わないようにした。




しばらくすると隣の席に座った。


マジかよ…。





キーンコーンカーン…


『今日はもう、下校していいぞー』


私がカバンをしょうと、隣の茶髪男子が話しかけて来た。


『裏門のとこで待ってて。』


え?なんで私が…


ていうか女子からの目線が痛い。


私は教室を出て言われたとうり裏門へ行った。


『突然呼び出したりしてごめん。んで、
俺と朝、ぶつかったよな?』

え?ぶつかった?

…。あ、朝のひとか!