すべてが終わり、

一息ついた翔に、

コーヒーの缶を渡した。

・・・

「今日は、ありがと・・・

それから、今更なんだけど…

お風呂の時もありがとね?」

・・・

お礼のキスを、

ホッぺに落とした私は、

逃げるように、リビングへ降りて行った。

・・・

まさかのキスに、

目を見開き、

微動だにしない翔。

・・・

これは、あくまでも、

お礼のキス何だから…ね?

・・・

そう自分に言い聞かせた。