「この携帯の持ち主の恋人か

親戚の方ですか?」


突然の質問に、

恋人だと答えた。

・・・

「私、〇☓警察署の者なんですが、

携帯の持ち主の方が事故に合われまして、

総合病院の方に来てほしいのですが」


・・・

その言葉を聞いて、

さっきまでの恐怖は一気に消えていた。

外のストーカーなんて怖くなんかない。

今すぐ、病院に行かなきゃ。

私はカバンを掴み外に飛び出した。

・・・

ストーカーらしき男は、

いなくなっていた。

・・・

私はとにかく走った。

こけて膝を擦りむこうと、

そんな事お構いなしに・・・

・・・

病院についた私は、

ベッドにしがみ付き倒れこんだ。