案の定、

夢から覚めた彼女は、

オレを毛嫌いした。

だが・・・

オレを印象付ける事には成功した。

・・・

これからは、

見ているだけじゃ物足りない。

彼女のあの甘い表情を見る為に、

舞台に上がろう。

彼女の心を手にするためには、

プライドも捨てる。

それほどまでしても、彼女が欲しい。

・・・

早乙女冬美。

君はもう、オレの手中にある。

・・・

今まで、どんな女もこの手にしてきた。

言わなくても、

あっちから近づいてきたんだが、

今度は違う。

彼女に触れる為なら、

彼女をモノにするためなら、

どんな手段も選ばない。