「頼まれちゃってさ。別に軽くメールすれば良いだけだし暇潰し感覚でさ。」



親友の弥生の一人暮らしの部屋で、一緒にご飯を食べながらの会話。



「別に良いよ。彼氏と別れたばっかりだし。」



弥生の友人の頼みで、友人の男友達が誰か居ない?と私に話が回ってきた。
私は長年付き合ってた同級生の彼氏と終わったばかりで新しい出会いを探していたのもあったから。



「じゃあルイのアド友達に教えるからね。変な人だったら直ぐに言ってね?」



弥生がごちそうさまと言ってたいらげたお皿を台所に持っていく。
私は大丈夫だよと根拠の無い安心の言葉を言ってご飯をゆっくり食べながらテレビを観ていた。





メールが来たのは、次の日の夜。




優と言います。突然ごめんね?
これからよろしくね、ルイちゃん。




私と優ちゃんの始まりだった。