「う~ん...考え直したらやっぱりこの気持ちは好きとは違った」

「そっか~、私も好きな人いないしお互い頑張ろうな!」

「うん!」
私と千夏は約束した。


[コンコン]←ノックの音

「そろそろ、帰らな家の人心配するんちゃう?」
燐くんは私達にそう言いにきてくれた。
確かにそうだな..今の時刻は7時30分だ。

「うち、そろそろ帰らなあかん」
友理奈がそう言うと千夏と泉ちゃんとこころちゃんも
「そやな~」と言ってた。

「んじゃ、解散やね!」
そういうことで、皆解散になった。

私と友理奈と海斗以外は皆電車やバス通学だった。
有紀さんと智樹さんはこの後もどこかに行くと言ったので、帰りは3人だった。

私はふと思った事を2人に聞いた。

「聞いていいか分からんけど、友理奈はいつから海斗の事好きなん?で、
海斗もいつから友理奈の事好きなん?」

聞いたら2人とも顔を赤くして<<えっ!?>>って言った。

「いや、別に無理に言わんでいいし..ちょっと気になっただけ!」
私がそう言うと友理奈は

「え~っと、ちょっと驚いただけ..うち、夏花と海斗にはできる限りちゃんと話すって決めてるから」

「ありがとう」私がそう言って笑うと友理奈も「いいよ」そう言って笑った。

「じゃあ、早速。うちが海斗を好きになったんは、お母さんが居なくなってその事を
海斗に話したとき、海斗はうちに「俺が友理奈の事ずっと守ったるから安心しろ」って言ってくれた時に好きになってん」
友理奈はちょっと照れながら話してくれた。

「んじゃ、俺も言わなあかんな。俺は友理奈にお母さんの事聞いたとき、この子の事俺が守ってあげなあかん、守りたいって思ってん」

いい話やな~。私もこんな恋人同士になりたいな。

「夏花の家着いたな。また明日!おやすみ~」
友理奈と海斗はそう言うと行ってしまった。

「2人とも教えてくれてありがとう!」
聞こえてたか分からないけど、一応言った。
聞こえてたらいいな~。



私は今日あった出来事を思い出しながら、ベッドの中に入った。