「えっ?!そんな、驚く事なん!?」
先生がすごく落ち込んでいる。
う~ん..だって、先生って先生っぽくないしな..
「まぁ、ケンカの事は後にしてくれ。とりあえず、お前らの席は前から順番に坂下、須藤、瀬川や。あと、山中は窓側の列の前から2番目や。んで、いきなりやけど皆10分以内に入りたい部活を選んでや!」
<<え~!?>>
どんだけ先生いきなりやねん..まぁいっか。あっ、ちなみに山中とは千夏の名字だ。まずは友理奈と千夏と海斗に入りたい部活を聞こう!
「なぁなぁ、皆はどの部活に入るん?」そう聞くと千夏は
「うちは、多分バレー部やな!」海斗は
「俺は絶対にバスケ部!」千夏と海斗はすぐに答えたけど友理奈は「うちは、吹奏楽部か軽音部で迷ってる..」友理奈はそう言ったので私は「じゃあさ、一緒に軽音部入ろうや!私、ギターできて、友理奈はベースできるやん!」そう提案したら友理奈は「それいいな!じゃあ、うちらは軽音部やな!」
と、いう事で私と友理奈は軽音部に入る事にした。
「はい!!10分経過!じゃあ、今から各部活を呼んで教室の場所教えるし、入りたい部活呼んだら立ってな!」
<<は~い>>
「じゃあ、まずはバレー部。2-3の教室や。」
バレー部は千夏を合わせて結構な人数がいた。それに比べてバスケ部は...
「次~!!バスケ部...って少ね~、教室は1-3やから。」ほんとに..海斗を合わせて2人しかいなかった。
海斗はバカみたいに、もう1人の男の子に名前を聞いてる..
「なぁ、名前は?バスケ好きなん??」ウザ..てか、しつこいな~。
海斗がずっと言ってたら、もう1人の男の子は
「俺は、弘樹。よろしく」冷たい奴やな~..もう、ちょっと優しく接してあげてもいいやん..
「.........最後は、軽音部!!教室はここや!じゃあ皆それぞれの教室に行ってこい!!」先生の指示で皆、各教室に移動した。けど、私達は移動がなくて暇だから話す事にした。
「なぁ、友理奈~今日学校って午前中で終わりやん?だから、終わったらどっか行かへん?もちろん皆も誘うな!」私がそう提案すると友理奈が「それいいな~!後で皆誘うな。」
[ガラガラ..]
<<こんにちは!!>>
女の子2人が教室に入って来た。その後先生が自分の自己紹介をした。
「俺が、軽音部の顧問の吉永 元晴(よしなが もとはる)や。好きに呼んでな。んで、昔はドラムをやっててん!まずは、皆自己紹介しいや!」先生がそう言うので自己紹介する事になった。
「うちは、友理奈です。一応ベースならできまwす!よろしく☆」
友理奈はいつの間にか自己紹介をし終わっていた。そして、「次は、夏花の番やで!」っと言ってきた。なので私は友理奈の次に自己紹介する事になった。
「私は夏花です。ギターなら、できます。よろしく。」
私が言い終わると次は、女の子!って感じの人が自己紹介をした。
「うちは、泉(いずみ)です。キーボードやったら、できます。よろしく!」
最後は、ずっとニコニコしている人が自己紹介をした。
「うちは、こころ!楽器は..できません!!でも、タンバリンならできる!よろしく!」
「君たち~!ドラムはどうするんや~?」先生の一言で気が付いた。ここにはドラムをする人がいない。私が考えていると横で友理奈が
「じゃあさ、もっちゃんがやったら?昔ドラムやってたんやろ?」
友理奈..先生に向かってもっちゃんって..ありなの?てか、先生がドラムか~いい案だと思うな~。
「それ、いい案やと思う!」私が友理奈にそう言うと泉ちゃんとこころちゃんも
<<うんうん!>>
と言っていた。
「てかさ、もっちゃんって彼女いるん?今何歳なん?」
友理奈はまったく関係ない事を先生に聞き始めた。
「彼女~?いるわけないやん(笑)で、今は26歳やで!」
先生も普通に答えてるし..普通だったら嫌がるんじゃ..?
「やんな~(笑)そんな感じしたわ~」
友理奈は友理奈でめっちゃ失礼な事言ってるし..。
「てか、泉ちゃんとこころちゃんは彼氏いるん??」
友理奈はいろんな人に質問するな~。
<<いるよ~>>
「誰々?!めっちゃ気になる~!」
友理奈..ちょっとうるさいよ..でも私も気になるな~。先に言ったのは、こころちゃんだった。
「うちの彼氏は5組の弘樹やで!知ってるかな~?」
どっかで聞いたことある名前だな~。弘樹、弘樹、弘樹、弘樹...
「あ~~!!あのめっちゃ冷たい人やんな?!」
「?弘樹は冷たくないで?」
あれ??めっちゃ冷たいやん..。もしかして人違い??
「次は泉ちゃんの番!!泉ちゃんの彼氏は~?」
泉ちゃんの彼氏は結構有名な人だった。