その時私達の耳にとんでもない音が響いた。 「でね、「パリーッ!」」 え!? 「今、ガラスが割れたよね?」 「う、うん。」 あそこって…保健室…だよね? ん、ちょっと待って。 何この強い邪気。 それに…微かに感じる利來の霊力。 「利來…。」 「紗良ちゃん?」 ドクン、ドクンと鳴る心臓。 何か嫌な予感がする。 気づいた時には私は保健室に走っていた。