俺ら3人は幼なじみ、かつ仲間。




全国トップの族、絆龍。



正統派の族で、サツの奴らとも上手くやってる。




俺たち3人は、そこの1代目幹部。




ちなみに、俺は副総長だった。





そして、佳乃は、2代目総長。




12の時総長になった。ケンカは負け知らずで、俺より絶対強ぇ。




バイクだって、11の時には完璧に乗りこなしてたし。




すげぇ、仲間思いのやつで。




かっこよかった。すげぇ、輝いてた。



あの事件が起こるまでは・・・・――――――――――


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一人になった理事長室でついさっきのことを思い出してた。




久しぶり・・・・2年ぶりに会った佳乃は、“あの頃”に戻っていた。




笑えてなかった、笑わなくなってた。