「七瀬に似てるわね。満。」
「だろ?七瀬と同じくらい可愛いだろ。」
「ベタ惚れだな。もうそろそろ、子離れしろって。」
その人たちはパパと笑いあってる。
「状況読めないみたいね。説明するわ。」
女の人が私にそういった。
「私たちはfreshっていうグループの一員だったの。古株の、翔希。二番目の満。三番目に郁馬。最後はあたし、柊花。」
fresh。。。か。
「freshは七瀬の妊娠をきっかけに解散したの。激しい踊りはできないでしょう?」
わたしが身ごもったこと・・・?
柊花さんは話を続けた。
「あたしは、芸能界をやめて、秘書検定とって秘書になったの。翔希はそのまま、俳優になって、郁馬はホストになって」
「ホストじゃないって。執事喫茶のオーナー。チェーン店たくさんあるからよかったら来て♪俺は本店にいるからさ。」
空気読めないね・。この人。
「俺も俳優で残った。七瀬は治療に専念した。」
それで今のパパがあるんだ。。。
「ママは。助からなかったってこと・・・?」
私の声は、小さく
でもはっきり部屋の中で響いた。
私の声にこたえたのは
「そうだ。」
パパじゃなかった。