アメリカから連れて帰ってきた

大久保夏樹。

・・・

彼女も仕事ができるから、

一緒に行っていたんだろうと思いきや、

どんくさい、パソコン操作もイマイチ。

・・・

そんな女なのに、

巧が、大久保の話しになると、

恋する男の顔をした。

・・・

どこがいいんだ、あんな女?

・・・

まぁ、

確かに可愛らしい顔はしてるが、

仕事も出来ないような女のどこがいいのか?

俺にはさっぱりわからない。

・・・

女に対する理想が高すぎる。

誰かに言われたことがある。

・・・

自分ではそんなことはないと思うんだが、

それだから結婚できないとも言われ、

女なんて、もうどうでもいいとさえ思えてきた。