その名を呼ぶたびに、
自らを戒めよう。


少女のなにもかもが自分の為だと言うのなら、名前にすら自分の罪を分け与えよう。


何も知らずに
嬉しそうな顔で笑った少女を見て、男は微笑んだ。



そして、
その名前の本当の意味を知ったとき、絶望した君に、俺は殺されよう。




それでいいだろう?



愛…。


そして


さくら。