翔太「翠の兄ちゃんと仲良いのか?」

やっと喋ってくれた。

お兄ちゃんと仲良いかって?

そりゃ兄弟だし仲は良いかな。

葉「仲良いよ?」

そう言ったら翔太くんが腕を掴む力が少し強くなった。

翔太「そっか。ありがとう」

翔太くんは、それだけ言うと自分の部屋に入っていった。

翔太くん、どうしたのかな?

翔太くんに掴まれた腕が熱い。

私はその日、翔太くんのことばかりを考えていてあまり眠れなかった。