1週間経ったくらいだった。
「ねぇ、柚希。」
「ん?」
「たぶん妬いてるよ、高梨」
「えっ?」
あの態度で!?
どこが!?
「たぶん、恥ずかしいとか思って表に出さないだけだよ?柚希ちゃん…そろそろやろっか?」
「え…?」
2人の微笑みが怖かった。
な、なに?
なにをするの?
「橋元とデートに行け!」
「デートぉ!?」
思わず大きな声を出してしまった。
どうか雪に聞こえてませんように。
2人はあたしの口を押さえて、
「「うるさい!」」
と一喝した。
な、2人が変なこと言うからでしょ!?
デートとか…///
「わかった!?橋元とデートすんの!」
「そしたらもう完璧だと思う☆」
「そう?」
「「うん」」
あたしの考えは浅はかだった。