幸せな日々が続く事を疑わなかった。 しかし、ゆかりの気持ちは達也へは伝わらなかったようだ。二人で暮らすには丁度いい部屋だが、達也が仕事仲間を連れて来た。暫く泊まらせるから…ゆかりに何の相談もなかった友達を目の前になすすべもない。 楽しいはずの結婚生活は一転した。 いつも、他人がいる話すことすら減っていった。