「え」「は」「あれ」
「よくよく見れば、なんたることだっ。このクラスには、私に抱かれしオトメがいないではないか!」
「十子さんっ、君、僕と結婚するまで、しないって!」
「うるさい、短小!ガキはお呼びじゃないのよっ」
「我が親愛なる教師の神がかった観察眼のせいで、修羅場発展とは。偉大なる教師はもちろん、責任を取られるのですよねっ」
「うむ。オトメでなくとも、抱くのはやぶさかではないし。男には、険悪となった仲を再構築するために、我がテクニックを伝授しても良かろう」
「――みなさーん!皆さんの清き青春妄想に現実叩きつけたこの教師が責任取るらしいんで、好きにやっちまってくださああいっ!」
「こいっ、皮かぶり短小童貞でも、女人を果てさせる技術を教えてやろう!」
「「「死ねや、教師いいぃ!」」」(男子全員)
※本物の殺意が、そこにありました。