「先生、質問があります」


「ヒャヒッ、や、やめろ、質問だなんてするんじゃねぇっ。先生なのに答えられなくて、生徒全員の前で恥かく展開になっちまうじゃねえかぁ!つか、てめえらの死の呪文で、頭がキリキリするっ」


「では、小学生問題でも。たかしくんはおつかいで、50円のりんご三個と30円のみかんを五個買いました。合計いくらでしょう?」


「なめくさってんじゃねえぞ、ガキ共ぉ!その程度の問題なんざ答えるまでもねえが、答えてやんよっ。知らねえのか、今はお店の人が全部計算してくれるから、たかしくんは言われた金額を出せばいいんだよぅ!」


「……、クスクス」
「ねー」「ヤバくない?」


「な、なんだこの、馬鹿にする空気は!」


「わざわざ簡単な問題出したのに」「さすが底辺」「幸せな馬鹿」

「ぐ、死の呪文から死の囁きがっ。な、なんだか泣きたくなってき――おろろおぉん!」(泣き逃げ)






※繊細で馬鹿な骨なんです。