ケータイ小説 野いちご

刻印を持つ古の巫女



嘘…。




炎鳥の羽とは昔暴れていた火の鳥の炎鳥がこの村の巫女によって抑えられたときに炎鳥自ら差し出したものだと云われている。

炎鳥の羽は一枚あるだけで村一つ燃やせる力があるらしい。




「お父さん…。」




心配そうにするお母さん。
なんせ泥棒なんて始めて入られたからだ。

しかも何重にもはられた結界の部屋に。




「それから…」




「まだあるのか!」




「鬼慈志(おにじし)の角もありません!」




「!」




鬼慈志。
昔巫女が退治した妖怪の王。
その時に角を使った事から鬼慈志の角は炎鳥の羽と共に結界の部屋においてあった。




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