「今日さ魁斗来なかったか?」




「魁斗君?
魁斗君なら利來を探してたから東部屋にいるって教えたんだけど…
会わなかったの?」




「まぁ。」




ダダダダダダダッ!




「達己様!」




珍しく慌てた斗真が入って来た。




「どうした、そんなに慌てて。」




「大変ですっ!
炎鳥(えんちょう)の羽が何者かに盗まれました!」




「なにっ!?」




斗真の一言でその場にいた全然が凍りついた。