『……ユイカ様、おはようございます。』

『……ユイカか。』

前から来たのは、スバル様の婚約者の雪城 ユイカ(ユキシロ ユイカ)様。

『……ちょ、待てよ!!2人とも!!俺もいるだろ!!!!』

……とユイカ様の執事兼騎士の加藤 ユウキ(カトウ ユウキ)。

『……いたのか、ユウキ。』

『……忘れてねぇよ、ユウキ』

俺とスバル様の返事を聞いてユウキは俺に抱きついて、スバル様を睨む。

『……うわっ!!なんだよ、ユウキ。』

『……レイ、お前はいいやつだな!!スバルとは大違いだ!!』

『……わかったから、離れろよ。暑苦しいんだよ!!!』

『やーだー。』

無理矢理、ユウキから離れる。

……いきなり、抱きつくなよな……バレるだろ……はぁ。

『……おい、レイ。行くぞ。』

そう、言うとスバル様はいきなり教室に向かい出す。

『……えっ!?……ちょ、スバル様!!』

何故か、スバル様から不機嫌オーラが漂っていた。

『……ユイカ様、またあとで。ユウキ、じゃーなー!!』

二人に挨拶してスバル様のあとを追いかける。

不機嫌オーラを漂わせてるせいか…いつもは寄って来る女子が寄ってこなかった。

ーーガラッー

教室に入ると真っ先に自分の席に向かおうとしたスバル様の前にスバル様の友人のルキ様とルイ様が来る。