「打算的でも、いいよ。」


その言葉にびっくりした私は、上半身を起こして、寝転がっている蒼先生を見た。


「男に免疫つけるためにマネージャー引き受けるの、悪いことだなんて思うこと無いよ。

向こうも、可愛いマネージャーがいないとやる気が無いなんて言うような奴らだ。」


私の考え読まれた!?


って思ってびっくりしたけど、違ったみたい。


蒼先生は起き上がり、私を見つめて聞いた。




「どうする?」


「マネージャー、頑張ります。」


頭で考えるよりも、口が勝手に動いたようなカンジだった。



活動日を聞いたら、お稽古は全部辞めなきゃダメだと思った。