と、取り敢えず、逃げなきゃ滅せられるかもしれな「落ち着け。」 ああああ腕掴まないで止めてニゲラレナイワタシ 腕を掴まれ更に混乱しているのを見て学生は溜息をつき、私を思い切り殴った。 「落ち着けっての、聞こえない?」 『ご、ごめんなさい…』 拳を固めたままニッコリと美少年スマイルを浮かべた学生に、私は痛む頭をおさえ今までの経緯を思い返していた―――――