「合コンとか苦手だから。ごめん」


「マジか~!!宮崎君なら、どんな女の子でもゲットできるのになぁ~!!」


「俺より、桐山君の方が女の子ウケいいんじゃない?」


「魁一?ダメダメ!!確かに顔もいいし女受けは抜群だけど、宮崎君みたいにニコニコできないし、場の雰囲気を乱すから!!」


「そうなの?」


「そうそう!!ほら、魁一って無口だしいつもムスッとしてて怒ったような顔ばっかりしてるじゃん?その点、宮崎君が来たら絶対盛り上がるんだけどなぁ~」


宮崎を何とか言いくるめて合コンに連れていこうとしているアキラ。


「ていうかさ、宮崎君って中学の時バスケやってたってマジ?しかも、かなりうまかったんだって?」


「……いや、別に……」


一瞬の間の後、何故か苦笑いを浮かべて目を伏せた宮崎。