「柚希ちゃんは何になりたい?」


私に未来はあるの?

だったら…


「…お母さんになりたいな」


ママみたいに優しくて、子供のことを全力で守ってくれる“お母さん”に。

先生はニッコリうなずいた。

無理だって言わなかった。

温かいハニーミルクが沁みわたって、体がポカポカしてくる。