・・・

「耳痛いんですけど・・」

片耳を抑えた類がムクッと、

上半身だけ起こした。


「ふ?!

服着なさいよ!

なんで服着てないの?!」

上半身裸の類。

・・・

全くなんでこんなことに・・・

・・・

も、もしかして・・・

酔った勢いで、

ヤッチャッタ?!

・・・

眉間にしわを寄せ、

片手は、頭を押さえ、

考え込んだ私。

・・・

そんな私を見て、

類はクスリと笑った。

「な、何が可笑しいの?!」

またしても大声を上げた私・・・

「だから・・・

声が大きいって!

すぐ横にいるんだから、

もう少し小さく・・・」