「コラ、酔っ払い!

離しなさい!鍵、開けるから」


「茉緒…茉緒…」


「何よ?」


「茉緒の誤解はどうやったら解けるの?」

・・・

酔って赤くなった頬。

潤んだ瞳・・・

・・・

おいおい、

女の私が、

この可愛さに見惚れてどうする?

「な、何の事よ?

そんな事より、

早く、家に入りま・・ん・・」

・・・

私の言葉を遮って、

類は私にキスをした。

・・・

抵抗しても、

酔ってるくせに、

力が強くて、

抜けられない・・・

・・・

やめて・・・

私の気持ちを、

逆なでしないで?