「謝らないでよ。
オッパは何も悪くなんてない!
勝手なことを言ってるのは私の方なの。」


もう行くね、と立ち上がったユナを引き止めようとは思わなかった。

何を言っても手遅れだということは、分かりきっていたから。




信頼を得るのは難しいのに、壊れるのは一瞬だ。

どうして、こんなことになってしまったんだろう。

確かにそこに愛はあったはずなのに。