いや、待てよ・・・

ここはれっきとした会社の一室。

たくさんの茉緒の部下の前で、

抱きつくわけにはいかない。


・・・

オレは何とか理性を保って、

デスクに座った。


・・・

茉緒に彼氏がいないのは、

オレにとっては好都合・・・

・・・

茉緒を、

オレの方に向けるのは、

容易いことではないと思うけど、

必ず、

オレの事を、

好きだと言わせて見せると、

心の中で呟いていた・・・