「彩、ごめんね。あたしのために授業サボることになっちゃって。」







「全然いいよ♪それに、由宇が頼ってくれて嬉しかったし。」







あたしは、人に頼ったり、甘えたりするのが苦手で、紘にしか心を許してなかったのかも知れない。







「また、困ったことがあったら、何でも言ってね。」







彩のその言葉がかなり嬉しかった。






「うん!!彩も困ったことがあったら、あたしに言ってね。」







「あっ!!そろそろ教室戻ろっか。」






彩にそう言われて、あたし達は教室に向かった。