ケータイ小説 野いちご

泣き虫な彼女・冷たい彼氏【短編】


「ねぇ呼んでよ俺のこと下の名前で。」

そう言うと案の定顔が真っ赤になる萌。

「ねぇ…」

「……が」

「えっ?」

あまりにもちっさい声だったので聞き返すと。

「…っ……優雅。」

そう真っ赤にしながら言う彼女の唇を迷わず塞いだ。

彼 の 名 前

(あのとき呼ばれて怒ったのは、)

(たった一人の女に呼ばれただけでドキドキした、)

(自分に焦ったからなんだよね。)


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