けれど体に残る堀江の優しい手の感触


今まで抱かれたどの男たちよりも満たされた気がする


身も心も……


不思議なくらい私は幸せな気持ちになっていた


どうやら私は夕べ堀江の家で酔っぱらって寝てしまったのだ


そしてふと、目が覚めた時、普段メガネをかけている堀江がメガネを外して寝てたんだ私の隣に寝転がって


寝顔をじっと見てみると


意外にもまつげが長く


筋の通った鼻


薄く引き締まった唇


見慣れない堀江の顔に見とれてしまって


酔った勢いもあってか無意識にキスしていた