だけど、あのスケッチは本当に上手だったし。


それに、優しい部長さんだっている。


なんだかんだ言って、根岸先輩は部長さんの言うことには逆らっていないみたいだし。






……よし。






決めた。






「あ、あの、わたしでよければ……よろしくお願いします」


わたしは、二人に頭を下げた。