寒っ!今は、3月。まだ肌寒い季節。
あっ私の名前は、鈴木笑乃(スズキニコノ)彼氏は、残念ながらって感じ。
てか、友達待ってるんだけどこないんだよねー。なんか頭痛っ!あっヤバイっ!
「っと!危ねえ」
あれ、誰だろ。そこで私の意識は無くなった。

翔side
俺は今、すげー可愛いくて軽い女を保健室まで運んでるところ。
なんでかって?そんなこと俺が聞きたいし。俺はただ達と別れて帰ろうとしてたら、こいつが倒れそうになるからそこを俺が助けたってわけ!
それにしても、こいつすげー可愛いな。俺の周りに居る女達は、パンダ見たいな顔した奴らばっか!そのくせにべたべたひっついてくる。それにくらべてこいつは、綺麗な栗色の髪に白い肌。そんなことを考えてると、保健室に着いた。
「失礼しまーす。」
って先生いないし!まあ、具合悪そうだし、まず寝かせるか。
「っと!」
「嫌っ」
「っ!」
俺がこいつの手を離そうとしたら、可愛い声でそういわれた。本人は寝てる見たいだ。なんかすげードキドキしてる。なんだこの感覚?

笑乃side
なんかすごく心地良い。温かくて、離したら、どこかへ行ってしまいそうで、離したくないと思った。
重たいまぶたを開けると、そこにはすっごいイケメンがいた。寝てるけど、寝ていても、かっこいいとわかる。綺麗な輪郭、鼻筋が通っていて、まつ毛がすっごい長い。
「お前、見すぎ!起きたなら声掛けろよ。」
「わわわわわ!えっと、あっと、ごめんなさい!」
カミカミだし!いきなり声掛けて来るから、びっくりするじゃん。
「ははっ!噛みすぎだろ(笑)」
「あのっ」
「ん?」
うわーこの笑顔、ヤバイっ!じゃなくて。
「あなた、誰ですか?なんでここにいるんですか?」
よしっ言えた!
「そんないっぺんに言わなくても。」
ゔゔ!
「ごめん、ごめん。困りすぎだろ。で、なぜかと言うと、お前が倒れそうになってたから、たまたま通りかかった俺が助けたの。わかる?」
「はい。」
そういうことか。
「で、俺の名前は、神崎翔!」
神崎翔君か。ん?神崎翔…神崎翔⁉嘘でしょ?
「お~い。大丈夫か~?」
「あっ大丈夫です!」
本当は、全然大丈夫じゃない!だって神崎翔君は学校一のイケメンで、頭も良くて、男女問わず人気なの!女の子には冷たいらしいけど、全然優しいじゃん!
「~♪~♪」
今時のらぶソングが流れた。私の携帯じゃない見たい。
「もしもし。あー。あー。わかった。」
「じゃあ俺帰るから気を付けて帰れよ。じゃあな。」
「えっ!」
バタンっ!
うっそ~