組員が葉瑠と公園に遊びに行ってくれた。
私と芹は仕事があったので組員に任せた。
しばらく仕事をしていると……
雅「組長!!」
「雅明か、どうかしたのか?」
雅「先ほど連絡が入ったんですが葉瑠君が誘拐されました!!」
芹「どういう事ですか!?」
雅「付き添いで行った組員が飲み物を買いに目を離した時に連れ去られました。」
「誰にだ!?」
雅「おそらく……三宅組かと思われます。」
「三宅組って今争ってるところか!?」
三宅組とは花宮組を潰そうと最近力をつけてきた組。
もちろん花宮組に勝てるほどの力はない。
「今から行く。
他の奴らは来るな。」
雅「それは危険です!!
なにをしてくるか解らないんですよ!?」
芹「せめて俺を連れて行け!!」
「……私が負けるとでも思っているのか?」
雅「それは違います!!
しかし……。」
「私を信じろ。
芹、必ず葉瑠はつれて帰って来る。」
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