教室の窓から、見える二人の姿。



間違えるわけが無い。岬ッチの姿を私が間違えるわけがないんだもん。



同じく窓際で岬ッチ達の姿を見ていたクラスメイトが、何やら噂していた。



でもその会話が、私の耳には反射的に拒否をしていて何がなんだかわからない状態。



始業式、久々に学校に行って岬ッチと会えるのを楽しみにしていたこの日。



昨日の夜は、楽しみで寝れなかったんだよ。



本当だよ。



朝の四時まで、ずっとずっと起きていたんだよ。



……いつの間に
こうなっちゃうの?