私の作ったオムライスを翔真はとても美味しそうに食べてくれた


食後のコーヒーを飲み終えると


「そろそろ送ろうか」


って翔真が言ったけれど


私は返事の代わりに翔真に抱きついた


「帰りたくないの……」


翔真は何も言わない


私を抱きしめてもくれない


やっぱりダメかって翔真から離れようとした時


もう一度引き寄せられた


そしてーーー


「これが、有が望む事なのか」


その言葉に、私は抱きしめられたまま翔真の顔を見て頷くと


その瞬間、翔真は私にキスをした