「もしもし?李玖か?」


祐樹はすぐに出てくれた。

「祐樹…俺、琉羽と別れるわ」

「…は?なんかあった?」


俺は放課後の事を祐樹に伝えた。


祐樹は、黙って聞いてくれた。


「…なるほどね。俺は反対しない。頑張れ」

「あぁ…サンキュー」




明日は、琉羽の誕生日だ…


指輪を渡そうか…


いや…

渡さずにいよう…


そして、俺は眠りについた。