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目が覚めると女は、シャワーを浴び終えて服を着ていた。




「あ、起こしちゃった?」



「大丈夫だ」そう言って俺は、煙草に火をつける。




「ねぇ昨日いたあの子はどういう関係なの?」




「誰だよそいつ」




「尚希の女って言ってた女。お気に入りとかじゃなくて本当に尚希の女なの?」




あぁ捺海のことか。




「お前に関係ねーだろそんなの」




「ふーん…ってことは、尚希のお気に入りっていうわけじゃないのね珍しい」  





さっきから女が言っているお気に入りとは俺の客で俺が気にいってる女達のことだ。




俺のお気に入りになるのは簡単な話だ。金がある女、身体の相性がいい女、顔がいい女それだけだ。その3つをクリアしていれば俺のお気に入になれる。