「真冬ちゃん」


「平木さん!」


やっぱり!


日本で3番にもかかわらず、かわいいランキング1位のモデル。


近くで見るとやっぱり写真とは違うな…。


「こちらが今日の相手役の圭君。圭君、この子が真冬ちゃん」


「真冬です。よろしく」


真冬はそう言うと、ニコッと笑った。


っ///


やばっ…、可愛すぎっ///


「顔赤いけど風邪?大丈夫?」


おいおい、まさかの天然か?


「大丈夫///…圭です。よろしく」


「よし!自己紹介もしたところで今日のテーマを発表するよ。ずばり!『恋人』だ!」


「「え!?」」


恋人!?


というか、今までテーマとかなかったのにいきなりなんでだよ!?


「ほら着がえてきて」


はぁ…すでに決定事項ってか。


とりあえず怒らせないうちに着替えに行くか。


~20分後~


先に着がえ終わった俺は、平木さんと話しながら、真冬が終わるのをまった。


「すみません!お待たせしました!」


「大丈夫。じゃあ、始めるよ」


白い背景の前に立つ俺と真冬。


見つめあったり、抱きしめたり。


恥ずかしいものばかりを要求されるが、仕事だから文句は言わない。


「圭君、真冬ちゃんを愛おしそうに。そうそう。はい!終了!」


「「お疲れ様でした~!!」」


ふぅ…、やっと終わった…。


真冬にあいさつして帰ろうかな…。


「真ふ…ゆ…」


なんだ?あの独特なオーラは…。


なんていうか、近づくなっていう感じのオーラだ。


さっきまでとはまるで別人。…よしっ。


「真冬!」