ケータイ小説 野いちご

無口彼氏と遠恋中



あっちゃんが気付いた時、彼氏さんが声を張り上げた。教室中の視線が集まる。


話ってまさか…別れ話!?


身構えたあたしと、彼氏さんの言葉を待つあっちゃん。


彼氏さんはこの重たい沈黙を、まさかの発言で歓声に変えた。



「俺は明日香が好きだ!
この前のリップも、お前に渡そうとしてポケットに入れてたんだ!浮気なんてしてない。別れるなんて言うなよ……俺、明日香じゃなきゃ駄目なんだ!!」

「ゆーくん……」



彼氏さんの本音に、あっちゃんの目から大粒の涙が零れる。


え?てかあっちゃん、別れるとか言ってたの!?




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